G603 御影石は、兵庫県神戸市の御影町にて産出された、花崗岩(かこうがん)の積出港として使用していた「御影港」の名前が、御影石の語源とされていますが、建築石材の世界では、建築や墓石に使われる花崗岩全般のことを御影石と呼んでいます。
耐久性・耐摩耗性・風化に強く、磨けば光沢があり、大変美しい材料です。また、成分に磁鉄鉱を含むものが多く、マイナスイオンを発生し、天然の抗菌や防腐の役割も備えていると言われます。御影石は、日本では、建築の内外装の化粧材として、壁や床・カウンタートップなどに、土木では舗装材、基礎石、段石などに使用される他、墓石としても多く使用されています。
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日本では古くから色々な場所で数多くの御影石が産出され、使用する御影石は地方によって異なり多種多様でしたが、日本の多くの御影石は、埋蔵量も少なく、傷や品質のムラが多く、また環境保護のため生産も制限されたため、国産の御影石の生産は非常に少なくなってしまいました。現在では、国産の御影石の代わりに、輸入品が主体となっています。
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