代表的な不具合の実例
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代表的な不具合の実例です。どの事例も多くの要因が相互に影響しあって原因となっているため、安易な対処は状況を悪くする場合があります。
弊社グループ会社 関ヶ原リニューアルサービス等の専門業者にご相談ください。 |
※後述しております対処方法は、不具合の事例について効果の保証をするわけではありません。 |
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濡れ色(濡れシミ) |
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主な原因石材を施工するときに使用されるモルタル(セメント)に含まれるアルカリ成分が水に溶けて石材内部に浸透し、水分が乾燥した後に残留したアルカリ成分が結晶化して発生します。 |
対処方法
上記の原因以外にも多くの要因が影響しているため、除去と再発防止は専門業者でもかなり困難な場合が多いです。 |
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ツヤ落ち |
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主な原因大理石や石灰岩で発生する場合が多く、まれに花崗岩でも発生する場合があります。石の成分と酸(炭酸)の化学的反応による表面変化が原因です。 |
対処方法
石材自身の表面が変質しているため、元のツヤを復元するには再研磨しか方法はありません。再発を防止するためにWAXや特殊な処理剤を処理する方法もありますが、石種によって効果に違いが出たり、自然の素材感が変化する場合があります。別の方法として表面の仕上を水磨き(ツヤをおさえた)仕上に変えることで、変化が目立たなくなります。 |
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汚れシミ |
(コーラを滴下して1時間経過した状態)
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主な原因石材の特徴である吸水性(水等を吸込みやすい性質)によって汚れが浸透し付着している状態です。 |
対処方法
付着後になるべく早く洗浄することが必要です。時間が経過するにしたがって除去が難しくなり、完全に除去することは困難です。
汚染物質や状況によっては、専門業者に依頼する必要があります。 |
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サビ |
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主な原因石材にはサビを発生させる成分が含まれていますが、ごく微量なため石材全体までの色を変化させることはありません。多くの場合は他所からの浸透や付着によるものです。 |
対処方法
花崗岩(ミカゲ石)には、クエン酸等の弱酸による処理が有効ですが、大理石の場合は酸が使用できないため、表面洗浄による除去が一般的です。 |
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